四時歩武和讃(しじほぶわさん)

〜立ち直りから精神復興へ。一警備員の手記と詩篇~

2018-01-21から1日間の記事一覧

≪見越入道 ⑩≫

オラトリオ見越入道 刻露清秀 〈3〉(続き)灼けつくような造営のさなかにも 賦役者は思いめぐらす、 翼の陰に宿る布陣を。 昼は熱沙のかなたに揺曳し 夜は焚火のまわりに隠映し 尊厳の遺鉱を ひ押しして、 そこでは被疑者被験者の名も 無からしめることはな…