四時歩武和讃(しじほぶわさん)

〜立ち直りから精神復興へ。一警備員の手記と詩篇~

2021-01-01から1年間の記事一覧

≪タワーリングボレロ、鋭意建設中。≫

ブログ更新の長いブランク、失礼しました。 何より仕事が充実している証です。 過去には無職の長いブランクがありました。 思えば怯懦と文弱の極みでした…。 その昔、大学のキャンパスは下り坂にあり、 過去に囚われた“死に学問” だらけでした。 逃れるよう…

≪雨登山、霧風情≫

岩手山へ登ったのは8/12でした。正確には、11日の終電でいわて銀河鉄道の滝沢駅まで行き、コンビニで食料と水を調達して、そのまま徒歩で登山口に向かって歩き出したのでした。 夜通し歩くこの登山スタイルは、日程や宿泊費を浮かす目的で、過去にも何度か試…

≪雨は降れども気晴らしに…≫

長らく更新が滞りましたが、仕事は順調です。 弛みない工事状況の進展。職長としての早出・残業を伴うハードな責務。そして日曜以外は祝祭日も全部稼働する容赦ないスケジュール。 通勤時間も含めて生活の全てが、当現場を中心に回っている感じです。 加えて…

≪築き上げていくものと、悠揚迫らざるもの≫

医大病院建て替え工事のプロジェクトにて、私が交通誘導警備の新たな職長となってから、かれこれ3ヶ月余りが経ちました。 このひと月間は新病院棟の躯体工事に集中し、連日の鉄骨建方とデッキ敷きや生コン打設等で4階部分まで骨組みが建ちました。5月連休前…

≪100記事目、3年半の到達点≫

本日、はてなブログ開始からちょうど3年半を迎えました。 長期の無業失業ブランクの後で、警備員として社会復帰したのは、その前年2016年の1月。 まだその頃はネットでの発信ができるような精神状態ではありませんでした。1日でも長く仕事を続けて日銭を稼ぎ…

≪人員20名。職長の重圧と充溢(後半)≫

(続き) さて、隊員20人のうちあとの14~15人は、病院各館を結ぶ構内道路の掘削工事に伴う大増員でした。 医大〜病院各館、さらに保育園…と、順次高台へ上っていく立地になっています。 外来や送迎で訪れる一般人の車は、坂を上がって初めて『工事中』の事態…

≪人員20名。職長の重圧と充溢(前半)≫

暖かな日射しに包まれる日が増えました。 医大病院敷地内の至る所で、また新たな花が人知れず咲き誇ります。 先日は、病院前のバスロータリー近くで朝一のラフタークレーンとPC運搬トレーラーを誘導するため1人で待っていたところ、すぐそばでカルミアの花の…

≪18人を率いる職長となって≫

川崎の大学病院新病棟建設現場。 体調不良を訴えていた警備の隊長は、静養を兼ねてそのまま入院となりました。そのため、数日間の引き継ぎを経て、以来私が正式に職長です。 人員は各所で計18~19人。翌日手配する隊員数は、打ち合わせ後に私が1人で決めて会…

≪『以下16名』を担う気苦労!≫

SNSの更新と交通誘導の交信には1つよく似た点があります。それは、発信したそばから状況が一変し、あわてて追加連絡や趣旨の変更を余儀なくされることが多い点です。 社会的ブランクの長かった私は、現在までこのブログしか扱っていません。時評家や目立ち…

≪警備員の篩も厳しいゾ…≫

繁忙期のためブログに手が回りませんでした。 昨年とは違って常駐現場をもたない今は、埼玉や神奈川で、数日ごとに別の業者に付いて、主に土木工事の現場で交通誘導をしています。 土木とはつまりインフラ整備のことで、電気・上下水道・ガス・道路舗装など…

≪心に春が宿るとき 〜花見に思う回復の記〜≫

現場復帰からはや3週。 首都圏はおおむね好天続きで、防寒着必須だった吹きっさらしの冬晴れの合間に、時として穏やかでうっすら汗ばむほどの陽気が立ち現われるようになりました。 私にとって最も心に適う、密かな喜びの時節到来です。 社会復帰以前の、恥…

≪熱気と虚名は要りません≫

胸の奥の違和感や空咳がほぼ解消しました。 仕事復帰から12日が経ち、埼玉・神奈川の道路工事と湾岸エリアのメディア施設とで、計9日間通常勤務しています。 この時期の交通誘導といえば、例年3月いっぱいまで繁忙期でした。私が入った5年前からみても、一昨…

≪19日間休んで痛感したこと≫

寝て過ごすだけの日々からやっと再起動できました。 ・工事現場の大残業による喉の炎症悪化。(1/7) ・声が全く出なかった3日間。緑色の痰。(8~10) ・声が戻るのと引き替えに、胸の奥へとわだかまる息苦しさ。痰は淡い黄色。(11~14) ・買い出し散歩以外…

≪長引く蟄居の日々・続編≫

年初めから喉を痛めて肺炎の症状に至り、仕事を休んで自室で静養すること2週間になります。 折しもコロナ感染者数急増の報道が続く中、できれば医者や保健所へ行かずに治すつもりでした。最近やっと咳も痰もかなりおさまってきましたが、なかなか完治はせず…

≪罹患…長引く蟄居の日々≫

年末年始の出先のどこかで風邪をうつされたようです。 コロナと言わず風邪としたのは、当初体調の異変が従来の喉風邪の経過に似ており、味覚異常も発熱もみられなかったからです。 1/5に提出物のため都内の警備会社本社へ顔を出した帰り道、電車の中で突如悪…