四時歩武和讃(しじほぶわさん)

〜立ち直りから精神復興へ。一警備員の手記と詩篇~

≪19日間休んで痛感したこと≫

寝て過ごすだけの日々からやっと再起動できました。


・工事現場の大残業による喉の炎症悪化。(1/7)
・声が全く出なかった3日間。緑色の痰。(8~10)
・声が戻るのと引き替えに、胸の奥へとわだかまる息苦しさ。痰は淡い黄色。(11~14)
・買い出し散歩以外寝ているしかない状況が長引き、生活リズム崩壊。肺炎の症状、胸苦しさ続く。(15~21)
・仕事復帰の見込みは立つも、体力弱り生活リズムが戻らず、やりきれない鬱状態に。(22~26)
・会社から急遽体調不良資格者の代役を頼まれ、予定前倒しで出勤。そのまま勤務再開。(27~)


このような経過をたどった次第です。発熱は初日だけで、味覚障害はなしでした。


このかん、首都圏を中心にコロナ感染者の急拡大と自宅待機療養者の増大が報じられ、まぎれもなく渦中の1人だと思いました。でも感染者認定されて周囲を道連れにすることは絶対に避けたかったので、病院や検査にも行かず喉風邪で押し通して時間をかけてでも自力で治す所存でした。


結局肺炎の名残りの空咳は完全には収まらぬまま、今週は4日間、明けて来週以降も週5日以内に抑えつつ働くつもりでいます。


それにしても、喉風邪にせよ何にせよ、一回の体調不良で2週間以上も寝込んだのは生涯初めてでした。加えて、スマホで目にする情報・報道たるや五輪とコロナですっかり荒廃し、ただただ不快なだけ。


もしかつてのように失業中の孤立無業者だったり、いやさらにはるかにぶざまな長期引きこもりの身だったりしたら……。


想像するだに耐えられません……。


現場に出てまず隊員や監督、職人などに挨拶し、朝一の出だしの工事規制帯や搬入車両対応などにキビキビと立ち回る。その緊張感がこれほどありがたく、前夜までのグダグダなうんざり感をものの30分で忘れさせてくれるとは。


働くってこれなんだな。端的にそう思いました。