四時歩武和讃(しじほぶわさん)

〜立ち直りから精神復興へ。一警備員の手記と詩篇~

≪罹患…長引く蟄居の日々≫

年末年始の出先のどこかで風邪をうつされたようです。


コロナと言わず風邪としたのは、当初体調の異変が従来の喉風邪の経過に似ており、味覚異常も発熱もみられなかったからです。


1/5に提出物のため都内の警備会社本社へ顔を出した帰り道、電車の中で突如悪寒とめまいがし、下車して呆然とホームにへたり込んだのが発端でした。


7日に喉の不調をおして神奈川県内のガス工事現場へ出たところ、2日工程を1日で済ませると言って夜まで続く突貫工事。夕方気温が急低下するとともに喉の炎症が悪化。声は潰れ悪寒が止まらず腹も下すというボロボロの状態で夜9時過ぎまで立ち会った結果、帰宅は0時寸前。命にかかわると悟り、震えかつ詫びながら会社へ無期限の休みを伝え、そのまま寝込んでしまいました。


それから10日…。


3日間全く出なかった声は、普通の会話レベルなら無理なく出せるようになりました。発熱も味覚障害も依然としてありません。
しかし、肺炎の症状は残ってしまいました。


折しも首都圏新規感染者数急増の中、ここで感染者認定されて警備の仲間を巻き込むわけにはいきません。一般隊員に加え、年末年始は管制/管理職とも一緒に仕事をしていたからなおさらです。そのため、未だに医者にも行かず、風邪薬のみで静養していますが、たまにこらえきれなくなる咳や黄色い痰、胸の奥にわだかまる息苦しさなどは、まぎれもなく肺炎の典型だといえるでしょう。


昨年はコロナ禍を免れて仕事に専念できた充実度の高い1年でしたが、今年は一転、当分仕事に戻れないばかりか、下手すると容態急変でこのまま帰らぬ人となるかもしれません。


とはいえ、身体が弱っては交通誘導の仕事に復帰できないので、10日からはできるだけ日に2回は(買い出しを兼ねて)歩き回るように努めています。昨日などは通勤時間帯に合わせて片道1時間ほどのカラ出勤を試みました。が、土曜なのに猛烈な密なのと、車内で息を凝らす苦しさでまだまだしんどく、仕事復帰は当分先だな、とかえって意気消沈してしまいました。


いずれにせよ、当ブログ『四時歩武和讃(しじほぶわさん)』はまだ道半ばです。
この表題をライフワークの総称として掲げ、今後また自作詩篇の改編・増補・集成に努めるつもりでおります。
それまでは、専ら一警備員として、社会的ブランク克服〜職業人としての自立と生き直しをつづる手記として読んでいただけると幸いです。