四時歩武和讃(しじほぶわさん)

〜立ち直りから精神復興へ。一警備員の手記と詩篇~

≪タワーリングボレロ、鋭意建設中。≫

ブログ更新の長いブランク、失礼しました。
何より仕事が充実している証です。


過去には無職の長いブランクがありました。
思えば怯懦と文弱の極みでした…。


その昔、大学のキャンパスは下り坂にあり、
過去に囚われた“死に学問” だらけでした。
逃れるように山へと登りました。
求めても得られなかった、
野趣に富む壮観を求めて…。


いま工事中のキャンパスは丘の上にあり、
搬入ゲートはいずれも坂道の先にあります。
朝は着くなり大型車両の誘導です。
7つの駅行きバスが集うロータリーの真正面で、
そして朝礼後はヘアピンカーブのある構内で。


大学病院の新しい本館を建てる工事、
12階建てのいま9階。
タワークレーンは3基並んでかさ上げされ、
外部足場は周囲の施設と肩を並べる高さに到達しました。


社会復帰とわが新生…
私自身の現状も、いうなれば今そんな段階です。
警備の仕事で積み重ねてきた土台は揺るがない。
求められる技量は3基、
職長として工程全体を見渡す力と、
増え続ける内装業者や監督らとの絶え間ない交渉力、
そして搬入車両が殺到した際の縦横無尽の突破力…。


とはいえ、工期はあと1年。まだまだ長い道のりです。
ましてやここは病院、今後は高価な医療機器の搬入なども始まります。
うちの会社がよこすカツカツの増員メンバーをうまく率いて、
あとひと月半、
週6日早出残業の長きに耐え、
良い年越しと冬山登山を迎えられたら幸いです。