四時歩武和讃(しじほぶわさん)

〜立ち直りから精神復興へ。一警備員の手記と詩篇~

≪振り返り㊷≫

警備員としての生活再建が軌道に乗ったのを機にブログを始めて、そろそろ1年を迎えます。


① 引きこもりやワーキングプア、無業失業…の七転八倒から現在に到る『社会復帰』の実例として。


② 交通誘導警備業務の資格者となって常駐現場その他で隊長を務める、責任ある立場での新たな職業意識と発見のレポートとして。


③ 同時代の享楽・エンタメ志向やインテリの政治的言辞にどうしても馴染めなかった、ひそかな知的探究者としての思索・詩篇の公開。


この3つのスタンスをブレンドしながら1年続けてきましたが、外部に向けての発信を意識した投稿は、それ自体社会との接点・接線・接地面を増やしていく意味でとても勉強になりました。


見ての通り私はキャラや奇行や極論(いわば3つの㋖印)で話題になろうとする欲が全くありません。でも、何かの縁で当ブログに目を留めていただいた方には、①・②の実録的文章も含めて、あとから見てもそれなりの読み応えが残るように、推敲・工夫は凝らしたつもりです。


③については、現状やはり内容理解は難しいと思われますが、筆者にとっても、これに比肩しうる、簡にして要を得た詩的収斂は至難の技。『オラトリオ見越入道(19回分載)』や『不撓港詩篇』に遠く及ばず発表を諦め廃棄した作も当然あります。現在警備の仕事で手いっぱいの週も多いため、次回以後エッセイなど少し筆致を変えてみるかもしれません。


ひとまず以上を総括とします。これからもご鞭撻のほどよろしくお願い致します。