四時歩武和讃(しじほぶわさん)

〜立ち直りから精神復興へ。一警備員の手記と詩篇~

≪出直し近況報告≫

長梅雨も明けてしまえば汗びたり。

連日朝6:30からショッピングモールをバックに熱い日射しを浴び続けた私。午前も午後も、県道側・市道側どのゲートにいても陽炎の立ちのぼるような暑気の中で、何とかお盆までの勤務を全うしました。


7月の保安警備で大怪我をした隊員の件は、半年に一度行われる警備会社の現任研修でも早速喧しく取り上げられました。また、そのとばっちりでお盆期間中の現場巡回を私も3度引き受けた次第です。


しかしあとの日は休み。おかげで1年ぶりに友人と一緒に登山に行けたのは収穫でした。300人現場の常駐者だけに、友人の車でのドライブは正直不安もあります。が、コロナ禍の厳しい状況下にあってお互い仕事も堅調。特に自分は社会復帰4年半にして、およそ交通誘導警備の仕事としては最大級の規模と役割と勤務時間とをあてがわれています。過去の恥ずかしいブランクに目をつぶれば、現在の私(51)は、生活の質や貯金額からみても、もう普通に市井の人として通用するのかもしれません。ちなみに登った山は苗場山(2145m)で、ボリュームのある山体と、頂上で急に開ける茫洋たる湿原の眺めが好対照でした。


 (前2回のタイトルで着想が上手くまとまらなかったので、いったん破棄しました。すみません。)